たった5000円の財布

私には介護をしている母がいます。

コロナ禍で病院を追い出された母。

私以外に身内がいない母、私は仕事を辞め介護を始めました。

去年の秋のこと。

最初は色々仕事探してました。

しかし在宅介護をしつつできる仕事がなかなか見つかりません。

そこで在宅ワークBUYMAに出会います。

いやBUYMAに出会ったのではなく、BUYMAのメリットを前面に出す企業につかまりました。

騙された自分が悪いのは十分わかってます。

私も明日こそ、来月こそ、そう信じて半年。

何の結果も出ずに今日まで来ました。

無駄に使ったお金・・・近い未来を信じて投資したつもりでしたが消えました。

もしそのお金を使っていなければ、母を5.6か月は病院へ入れてあげることできました。その間私も仕事できたかもしれません。

他のコンサルを受けて取り返そうか・・・そこまで真剣に考えました。

借金が増えることは、将来的には価値が出る投資かもしれない。

私がローンもなく独り身だったら選択できたことかもしれません。

今気持ちもそんな余裕がありませんでした。

先日、母が財布が欲しいと言い出しました。

高級ブランドをそこまで好きではない母の選ぶもの、今までだったら買ってあげてました。

でも今年は違いました。

財布持ってるのに何でまた買うんだろう・・・

そう思ってしまいました。

選んだ財布5000円。

買ってあげるよって言えなかったです。

たかが5000円。

母も私には買ってもらおうとは思ってなかったようで

年金からか5000円自分で出しました。

今までで一番つらかったです。

自分の判断ミスで、たかが5000円の財布も買ってあげれない生活をしなければならなくなった。

私もそうだけど、母だっていつまでも生きているわけではない。

あと何回もプレゼントすることないだろう・・・

なのにたった5000円の財布もプレゼントできなかった。

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