私は昔から、嫌なこと(行事や予定)がある時、いつも考えることがある。
明日の今頃は、嫌なことが終わっている頃だ。
嫌なことは明日の今頃には終わっているって。
そうやって、少し先を見てやってきていた。
やがて社会人になり、
いろいろ経験し
仕事を辞め
無職になり
収入もなくなり・・・
未来の事、すっかり考えなくなった。
そう、もう生活していくのもつらいのに、明日もどうしようかというのに
明日の今頃なんて考える余裕なんてなかった。
最近考えること、20.30年前の今頃など思うようになった。
自分が若いころ、周りの大人が「自分が子供だった頃、学生だった頃。」って話す大人すごくバカにしてた。
はるか昔の話をするなよって笑ってた。
でも自分が成人し、学生の頃を思い出し、話す。
社会人10年たっても。
成人式から20年たっても。
そう、その時の事色褪せず思い出せる。
あの時、あんなことあったな~って思いだし笑いしてみたり。
もう20.30年以上たってるのにバカみたいだなって思う。
あの時、明日の今頃って思って過ごした日々は
とっくに過ぎ去っていて、
今日まで来た。
何か変化あっただろうか。
20年前.30年前の自分は今のこの私の惨めな生活を想像なんてしていなかっただろう。
これから先20年、私は働きたくても働けない年齢になっているだろう。
今ここで介護している母は、もういないかもしれない。
私もここで生活していないかもしれない。
自身も生きていないかもしれない。
思っている以上に月日は急速に流れている。
私が学生の頃って話している姿を、きっと「はるか昔の話をするなよ」って
苦笑いしている子供たちがいるんだろう。
それは昔の話だけど、
本人にとったら、少し前にあったくらい最近の出来事。
悲しいけれど、自分は随分年を取ったもんだ、月日は流れたもんだと、時々現実に引き戻される。
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